野球肘について
野球肘は、野球を趣味にしている人などが発症しやすい肘の症状です。ここでは、野球肘の症状や原因について、詳しく解説します。
野球肘の原因
野球肘が発症する主な原因は、ものを投げる動作を頻繁に行うことです。野球だけでなく、ボールを投げることが多いスポーツを趣味にしている人も発症することがあります。投げる動作を頻繁に行うことにより、投げるときに使用する身体の組織を酷使してしまうからです。
発症に特に大きな影響を与えているのは軟骨の減少です。軟骨は肘を動かすときにクッションの役割をしていますが、投げる動作を頻繁に行っていると、軟骨がすり減りやすくなります。
野球肘は個人的な原因によって発症する場合もあります。関節が生まれつき固い人は、通常の人よりも野球肘が発症しやすくなる可能性があり、筋肉の性質も発症の原因のひとつです。
野球肘の症状
野球肘になると、ものを投げるときに肘の痛みを感じるようになります。投げている瞬間に痛みを感じなくても、投げ終わった後に痛みを感じることもあります。
野球肘の症状は、人によって痛みを感じる部分が異なることが特徴的です。肘の中で痛みを感じる部分は、肘の状態によっても異なります。肘が損傷した場所に関連している部分に、痛みが出ることが多いです。
症状が進行すると痛みが強くなるだけでなく、肘を動かせる範囲が狭くなることもあります。